桜とのコラボレーションが美しい!春の城跡めぐり
「城跡×桜」というのは、日本の春の代表的なイメージではないでしょうか。
江戸城跡の皇居近辺をはじめ、高遠城址、上田城址など、日本全国の城跡には桜の名所が多くあります。
今回は、そんな城跡の中でも人気の高い、天守閣が現存、もしくは復元されている桜の名所をご紹介します。
改修を終えた世界遺産姫路城
世界遺産にも登録されている姫路城ですが、平成の大改修を終え、以前にも増して真っ白な美しい姿を見ることができるようになりました。
城の周りには約1000本の桜が咲き競います。その美しい天守閣や白壁と一体となった景色は「日本桜の名所100選」にも選ばれているほど。
その景観、「あれ?見たことあるな」と思われる人も多いでしょう。実は姫路城は「暴れん坊将軍」で江戸城として度々撮影に使用されていました。満開の桜をバックに、新さんが馬に乗って走ってくる姿が思い浮かびませんか?
最強とも言われる桜と天守閣コラボの名所、小田原城
小田原城は、武田・上杉の攻撃にも決して落城することの無かったのが天下の名城です。
復元された天守閣を囲むようにソメイヨシノが咲き乱れ、桜の中から天守閣がそびえ建っている様は圧巻です。
また、天守閣から見下ろす桜も素晴らしく、霞のように眼下に広がります。遠くには相模湾や秀吉が一夜城を築いた石垣山も見え、その風光明媚な景観に「ザ・日本」を強く感じることは間違いありません。
黒×ピンクの色合いがモダンな岡山・烏城
先に紹介した姫路城と対照的な黒い城壁が印象的なのが岡山城です。別名烏城とも呼ばれる天守閣の周辺は公園が整備され、200本のソメイヨシノが花を咲かせます。
黒い天守閣と薄桃色の桜は、艶やかな雰囲気を醸し出しています。黒とピンクというのは、モダンで甘辛なイメージとして、女性ファッションにも多く取り入れられている色合いだそうです。そのせいか、この岡山城と桜のコラボレーションは被写体として非常に人気が高いスポットになっています。